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キレイでユニークな女子ビジネス

女性起業家が出産したら?


質問

出産直後は赤ちゃんの世話と仕事の両立はどうしたらいいですか?

回答

産後しばらくは周囲に協力してもらおう

どんな働き方であっても女性にとって妊娠・出産は人生において大きな出来事ですから、仕事だけでなくライフプランの一部としてとらえることが必要です。

特に産後すぐから1年程度は母子の心身の健康を左右する大切な時期。あなたと赤ちゃんを中心に考えていくといいでしょう。

まず出産してから5日程度の入院期間は授乳とおむつ替えの練習期間のようなものです。しかし思うように授乳できなかったり母子同室の場合は夜泣きでほとんど眠れなかったりと心身ともに疲れがたまる時期です。

私の場合は予想よりも体力の回復が遅かったので、出産前のように「日中は起きていて夜眠る」という考え方はいったん捨てて「眠れる時に短時間でも眠る」ことを心がけていました。

退院後、自宅で赤ちゃんとの生活が始まったらできる限り周囲の協力を得ましょう。

baby赤ちゃんの免疫力が弱い生後3ヶ月くらいまではなるべく外には連れ出さないほうがいいので、パートナーはもちろんあなたやパートナーの親・兄弟姉妹が近くに住んでいるならできる範囲で家事や育児を手伝ってもらってください。

私の場合は実母と義母それぞれ1ヶ月間家事をサポートしてもらいました。育児経験も家事経験も豊富な人のサポートはとても心強いものですが、体力が落ちているこの時期にあなたが赤ちゃんのお世話以外に家事なども頑張ってやってしまうことで、母乳の出が悪くなったり体力の回復がさらに遅れてしまうのを避ける意味でもお勧めです。

また産後しばらくは女性ホルモンのバランスが崩れている影響で精神的に不安定になりやすく、産後うつになりやすい時期です。体調不良に加えてネガティブに物事をとらえてしまったり攻撃的な言動をしたりしやすく、ひどくなると本人もコントロールできないほど重症になるケースもありますから、とにかく一人で頑張りすぎないことです。

生後3ヶ月を過ぎると自治体が運営している託児事業「ファミリーサポート」のサービスを受けることができるようになりますから、登録して希望の日時に預けるという選択肢が増えます。

さらに生後6ヶ月を過ぎると保育所に預けることも可能になります。ただし保育所は保護者が仕事などで家庭内での保育ができないというのが利用の最低条件ですから、あなたが仕事を再開する場合に限ります。

自分の心身のケアもきちんとしよう

赤ちゃんのお世話と同じくらいしっかりと考えてほしいのがあなた自身の心身のケアです。

赤ちゃんのお世話で忙しいためにどうしても自分のことは後回しにしてしまいがち。いろんな病気にかかりやすい幼い子どもを世話している立場なので病気をうつされる危険性が高く、産後1年くらいは何かと体調を崩しやすいのです。

また育児は言葉が通じない赤ちゃんが相手ですから思い通りにならないことの連続ですが、そのために不安になったり自信を失ったりして精神的に追い詰められる母親が年々増えていると言われています。

育児はもちろん、起業家としての活動もまずは健康な心と体があってこそできること。

母親が元気でいるかどうかは子どもにも大きな影響を与えますから、たまには一人の時間をつくったり家事をパートナーにお願いするなどして、自分の心身のケアも意識して行ってください。

仕事と育児の両立スタイルはじっくり考えて

女性起業家にとっての妊娠・出産・育児は企業勤務の女性以上に「仕事と育児の両立」で頭を悩ませるところでしょう。

仕事に早く復帰したいと焦りを覚える反面、産休や育休がないだけに再開のタイミングや活動の進め方の判断は難しいところですね。

ただ仕事と育児をどう両立していくか、その選択肢は企業勤務の人よりは多いのは起業家ならでは。復帰する前にパートナーとじっくり話し合って、いろんな選択肢を視野に入れて上手な両立をめざしてみてください。

長野 由美子
本業の傍ら女性起業家支援団体に所属し、起業予定から起業後5年前後までの女性起業家の各種支援を行っている。女性起業家対象の交流会・研修会の企画運営、専門機関と連携しての経営全般や法人化・税務・労務・広告戦略などの各種相談受付、行政機関と連携しての起業関連イベントの企画運営などを担当。