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キレイでユニークな女子ビジネス

将来起業に役立ちそうな職業を教えてください


質問

こんな仕事についていたら将来起業に役立つというような職業はありますか?経験しておくといい仕事を教えてください。

回答

起業をめざす方向性は大きく分けて2ケースある

起業しようと考えた時に、考え方のタイプとしては2つに大別することができます。1つは会社員として行った仕事の経験を活かす考え方。

たとえば人事課で社員の労務や福利厚生といった部分に関する仕事を通して得た知識や経験を活かして社会保険労務士事務所を開く、メーカーの設計部での経験を活かして設計事務所を設立する…といったケースですね。

もう1つは収入、つまり儲けられる業界やシステムをめざす考え方です。たとえばネットを使って人と人や人とモノをつなぐマッチングサイトを運営する…といったケースで、経験を活かすというよりもその時々で社会情勢や世論の内容にアンテナを張って新しいサービスを開拓していく要素が強いでしょう。

あなたが考える「起業」「ビジネスモデル」がどちらのケースに近いのかによって、就職をめざす会社や職種は異なると思います。ただしどちらのケースを選ぶにしても言えることは、どんな会社に入ったとしても、その会社の業務を通して得た知識や経験が無駄になることはほとんどないということです。

会社員だからこそ得られるもの

tekishokuある会社に就職する際はたいてい従事する業種が決まっていますね。事務職、営業職、技術職、その他会社によって設定されている職種はさまざまですが「あなたはうちの会社に入ったらこの業務が担当ですよ」というのが決まっているはずです。ですから担当する職種における知識や経験は、勤務していればおのずと身についていきます。

意識していただきたいのは、勤務によって身についていく知識や経験が起業した時にどういう場面で活用できるかという点です。

事務職であれば得意先に対する請求書の発行やビジネス文書の作成方法、電話での応対マナーといったことが起業後に活かせるでしょうし、営業職であればアポイントの取り方やクロージングの進め方を起業後の営業活動でも活用できるでしょう。

会社員時代にはささいでつまらないルーティンワークに感じる仕事であっても、起業したらその一つひとつがビジネスを動かし支える大切な仕事になります。

どんな業界のどんな職種で起業するにせよそれは変わりません。ですから「どのような会社のどのような仕事に就くと起業しやすいか」「どんな職種がメリットがあるのか」という観点で考えるよりも、基本的にどんな会社のどんな仕事であっても起業後には活かされるという意識で勤務するほうが建設的だと言えるでしょう。

理想形を自分の中に描こう

とはいえどこのどんな仕事でもいい…と言うのではあまりにもポリシーがないですよね。起業は会社員という状況ではできないことをしたい!と思ってするものですから、やはり会社に就職するにもいくばくかのこだわりは持ちたいものです。

そこでぜひやっていただきたいのが「自分はどんなビジネスをする人になりたいのか」ということを掘り下げる作業。紙に自分の思いを書き出すワークが最適ですね。

たとえばすでに起業できる状況にあると仮定して、知識や経験の有無は考慮しない状況で「5年後にこんな仕事をしている人になりたい」という理想の姿を20項目書き出してみます。

20項目も書けないと思うかもしれませんが、職種や年収だけでなく仕事に拘束される時間や一緒に働きたい人のタイプなど視野を広げて考えると意外に書けますので、ぜひトライしてください。

20項目書き出したら、次はその中から10項目に絞ります。なりたいと強く思うものから選んでいきます。次にまた同じ要領で5つに、そして最終的に3つに絞ります。

最後にあなたが残したその3つの項目、それが現時点であなたがめざしたい起業家の姿です。どんな項目が残っていますか? その内容に近い業界や職種をまず会社員として経験することを直近の目標にして、就職活動を進めてはいかがでしょうか。
長野 由美子
本業の傍ら女性起業家支援団体に所属し、起業予定から起業後5年前後までの女性起業家の各種支援を行っている。女性起業家対象の交流会・研修会の企画運営、専門機関と連携しての経営全般や法人化・税務・労務・広告戦略などの各種相談受付、行政機関と連携しての起業関連イベントの企画運営などを担当。