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キレイでユニークな女子ビジネス

起業の準備でメンタルが不安定に。


質問

起業の準備が進むにつれて、先行きが心配になったり孤独に感じたり、色んな意味で精神的に不安定になっています。前向きに頑張れる方法を教えてください。

回答

まずは起業準備を進めてきた自分を認めよう

すでに起業することを決めていろいろ勉強された上で準備してこられた方なのですね。ご質問いただいている文章に責任感の強さを感じます。

fuan今まで培ってきた経験や知識を生かした分野で起業されるのか、それとも全く違う分野で起業されるのかがわかりませんが、まずここまでにご自分が行ってきた行動に自信を持ってください。

起業をしようと決めてさまざまな準備に取り掛かり、ひとつずつクリアして起業直前まで進んでこられたことはまさにご自身の努力の賜物なのですから、この点については自己肯定なさってもいいのではないでしょうか。

そしてたとえ豊富な経験や知識をもって起業したとしても、実際にビジネスが軌道に乗るまではある程度の時間がかかると考えて焦らないことです。

営業活動やマーケティングなどは試行錯誤を積み重ねながらベストな方向を見つけていくものなので、短期間で大きく儲けようと無理をするのではなくじっくりと自分のビジネスを育てていくつもりで進めていくことが大切です。

小さなトライ&エラーで不安を減らす

起業直前で孤独感や不安感があるとのことですが、こうした感情は現在事業を軌道に乗せていて順風満帆に見える起業家の方々も起業時に少なからず感じていたと思ってください。

起業は初めての経験なのですから「赤字が出続けないだろうか」「市場に受け入れられるだろうか」という不安を持つことはむしろ自然です。こういった不安を少しでもなくすために、起業に関するさまざまな準備をしながら小さなトライ&エラーを体験してみることをお勧めします。

たとえば生活用品の店舗販売をする場合、商品を最小単位で仕入れて地域のイベントなどに出店して売れ筋商品や販売方法などを探っていくといった方法です。

もしネットを使って販売することを考えているのなら、簡単な登録と月に1000円程度の利用料で簡易なネットショップを持てるサイトのサービスを利用して販売してみるのもいいでしょう。

たとえ売れなくても月に1000円程度なら勉強量としては安いものですし、いろんな商材や価格を比較的気軽に試せるので一種のマーケティングにもなって、本番の起業の際にかなり役立つはずです。

失敗しないビジネスというものは存在しませんが、失敗を最小限に食い止めるためにいろんな方法を小さく試す意識と勇気は常に必要です。

一人だが孤独ではない状況をつくろう

起業する際にひとつのビジネスを複数人ではなく一人で立ち上げる場合、「仲間」をもつこともお勧めしたいですね。たとえば同じ起業関連セミナーを終了した人たちと定期的に会って互いの起業準備や起業後の経営についての報告をしあう、オフィスで作業するのではなく時にはコワーキングスペースなどを利用して他の起業家と会う機会を持つ、といったことを意識して実践してみましょう。

情報を得たり刺激を受けられるだけでなく、起業のメリットもデメリットも体感している人たちとの交流によって悩みを共有することができ、モチベーションの維持にもつながります。

また同業種の人だけでなく異業種の人とも積極的に交流すると、客観的な意見をもらえることが多くなって起業後の軌道修正などに生かすことができます。

ビジネスを進めていく上でもっとも注意しなければならないのは「自分がしたいこと」を優先した結果市場のニーズとずれた商品やサービスを提供してしまうこと、そしてそんな状況になっていることに気づかないことですが、一人で起業して頑張る人はこのような状況に陥りやすい傾向があります。

「その商品コンセプトは分かりづらい」「この価格は正直高いと思う」「もう少しこういう見せ方をしたらお客様に伝わりやすいのではないか」といった率直な意見がもらえる仲間を持っておくと、ビジネスをしているのは一人であったとしても孤独感はかなり薄まるのではないかと思います。


長野 由美子
本業の傍ら女性起業家支援団体に所属し、起業予定から起業後5年前後までの女性起業家の各種支援を行っている。女性起業家対象の交流会・研修会の企画運営、専門機関と連携しての経営全般や法人化・税務・労務・広告戦略などの各種相談受付、行政機関と連携しての起業関連イベントの企画運営などを担当。