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キレイでユニークな女子ビジネス

軌道に乗らず、自分がみじめに感じます。


質問

思ったように売り上げが伸びず焦っています。起業仲間の話を聞いていると上手くいっていないのは自分だけのような気がして、みじめな気分になります。

回答

起業家の大半は挫折経験あり

あなたがもし起業したばかりでしたら、少し焦るのが早すぎるかなと感じます。業種や起業前に知識や経験を積んだかどうか等いろんな条件の違いがあり一概には言えませんが、「ようやく軌道に乗ったかなと思えたのは3~4年目から」と言う起業家が多いです。

起業して1年目から2年目は、取引先や受注を一定数確保しようと試行錯誤を繰り返しながら基盤をつくる時期ですから、自分なりのうまくいく方法を数字の面でも感覚的な面でも確立するのが3年目くらいからになっても不思議ではありません。

そしてその方法を確立する過程でほとんど挫折を味わうことなく軌道に乗って右肩上がりの業績を積み重ね続けている起業家はそういないでしょう。

バリバリハツラツとしているように見える先輩起業家も、過去には挫折を味わったことがあるかもしれません。資金、売上げ、雇用…事業が成長すればするほど悩みが増え挫折する可能性のある機会も増えるわけで、けれど本当に苦労している部分は周囲には見せたくないと頑張っていらっしゃる可能性もあるのでは?

起業とは一から新しいビジネスを立ち上げて広げていく壮大なプロジェクトですから、大なり小なり挫折を味わいながら試行錯誤してきている起業家がほとんどだと思います。あなたと同じような悩みを持っている起業家は現実にはたくさんいるということです。

ネガティブな感情が起きたら

ビジネスが思うように軌道に乗らず焦っている時は、自分と同じような立場の人の動向が気になるものです。起業した時期が同じだったり手がけてビジネスの業種が近かったりするとなおさら気になりますし、その相手がうまくビジネスを進めているらしい様子を見聞きすればやはり焦りますよね。

rabbitそういう心情になってしまうのはなぜかというと、自分よりも先輩起業家に意識を向けすぎているからです。その先輩起業家に関することはささいな話でもつい気になってしまっているのでは?

そして「ビジネスがうまくいっているんだな」と想像してしまっているのではないでしょうか。そういった根拠が正しいかどうか分からない想像にはまりそうになったら、自分や自分のビジネスに意識を向けるよう務めてください。

あなたの始めたビジネスを軌道に乗せられるのはあなたしかいません。軌道に乗らない原因は営業力なのか商品やサービスそのものの魅力なのか、価格なのかターゲット層の設定ミスか…その原因をトライ&エラーを繰り返して解決していくには、代表であるあなたが周囲ではなく自分自身に意識を向けて取り組まなければいけないのです。

先輩企業家のことを気にするのはいったんやめて、一週間でも一ヶ月でも期間を決めて自分自身の考え方ややり方と向き合う時間を持ってみてください。「あの人はどうやっているのか」を勉強するのも大切ですが、それ以上に「自分はどうしていこうか」を考えていきましょう。

あなたの「得意」を崩さない

自分自身や自分のビジネスの現状に意識を向けるということと同時にぜひ心がけていただきたいのが、自分の得意な方法を継続して行うことです。

たとえば先輩起業家から「こういう方法をやったらうまくいったよ」という話を聞いたとして、その方法を試してみるのはもちろんいいのですが、その方法に没頭しないことです。

なぜならその方法は先輩起業家にとっては結果が出るものだったとしても、あなたが同じように結果を出せる方法かどうかは分からないからです。

軌道に乗らない状況が続いている中でも、これまでに試してきたさまざまな方法の中で「これはうまくいった」「このやり方は得意だ」という部分が必ずあるはず。

それはあなた自身の知識や経験や商品・サービスの特性を活かしているからこその方法なのですから、そこを忘れたり完全に捨ててしまわないでください。

特に「売上を早く上げたい!」と焦って本来の自分自身や商品・サービスの魅力を削ってしまう落とし穴にはまる起業家は少なくなりませんが、それはとてももったいないことです。そうした状況に陥らないためにも、ビジネスの軸を定めた状態でトライ&エラーを続けていくことをお勧めします。

長野 由美子
本業の傍ら女性起業家支援団体に所属し、起業予定から起業後5年前後までの女性起業家の各種支援を行っている。女性起業家対象の交流会・研修会の企画運営、専門機関と連携しての経営全般や法人化・税務・労務・広告戦略などの各種相談受付、行政機関と連携しての起業関連イベントの企画運営などを担当。