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キレイでユニークな女子ビジネス

起業は若いほうが成功しやすい?


質問

起業するなら若いうちに、とアドバイスされましたが、若いほうが成功しやすいのでしょうか?

回答

起業する上で何を武器にするのかによる

「起業するなら若いうちにしなさい」というアドバイスはよく耳にしますね。そのアドバイスの意味するところは「若ければ少々のハードルも勢いで乗り越えることができる」「もし失敗しても企業に再就職するなどやり直しがしやすい」といったところでしょうか。

こうした考えは建設的ではありますが、現実には若いから成功しやすいとは言い切れないということはあなたも漠然とながら感じているのではないでしょうか。

起業するにあたってはどんな条件も表裏一体です。たとえば仕事の経験について考えると、若いうちの起業は仕事の経験が浅い分判断の遅れやミスが増える可能性があります。ビジネスの世界では不測の事態は常に起こりうるリスクですが、経験があれば早めに対応できたことが経験不足だったために対応が遅れ、傷口を広げてしまうというケースはよく見られます。

しかしその反面、経験がなく既成概念に縛られていないからこそ大胆に新しいチャレンジをすることができ、結果的にビジネスを大きく成長させられる可能性も大いにあるのです。

あなたがどんな事業内容で起業しようと考えているのかにもよりますね。もしコンサルタント業のように顧客に対してアドバイスを行う仕事の場合は、若さよりもその業界でのある程度の業務経験や人脈のほうが強力な武器になります。

しかしサービス業などは常に世の中のトレンドを見ながら新しい内容のサービスを提案することで生き残っていく仕事ですから、若いからこその柔軟な感性を武器にすると有利になることも多いでしょう。いずれにしても「若いから」「年だから」と年齢の部分だけに注目して起業を考えるのはややナンセンスだと言えます。

大切なのは一歩踏み出すこと

年齢に関わらず起業するにあたって必要なものは何か? これもいろんな考え方がありますが、私自身は「変化に対応する力」と「現実を見つめ客観的に分析する力」、そして「信念を持って行動する力」が不可欠だと感じます。

以前は10年ひと昔と言われていたのが今では3年先、1年先のトレンドすら予想するのが難しい世の中ですから、そういった激しい変化の波にいい意味で流され乗っかっていくことでチャンスを手にする力が必要です。

またそういった常々起こる変化を嘆くのではなく、自分や事業内容について冷静に俯瞰しその変化にどう対応していけばいいのかを分析していく力も欲しいですね。

この2つの力は願って手に入るものではなく、ある程度企業などで働いて現場で鍛えられることで身についていくものですが、こうした力を身につけることができて起業を視野に入れたとしても、実際にビジネスの場で生かしていかなければ宝の持ちぐされです。

kigyoやはり何といっても大切なのは行動する力。「私はこんなことで困っている人たちをこのビジネスでサポートしたい」「私はこの商品をたくさんの人に使ってもらって喜ばせたい」と自分の提供する商品やサービスに信念を持てるなら、まず今できることから始めてみることがビジネスの世界では重要です。

環境を整えてから…などと考えているうちに状況は刻々と変化し、競合他社が似たような商品やサービスを提供し始めるかもしれません。即決し、行動し、失敗したら違う方法でまた行動するという力は起業家として成功する重要な条件なのです。

起業にチャレンジしてみたいと思っているなら、小さなことでもいいのでぜひ行動してみましょう。周囲に宣伝してみて反応を分析する、同業他社がどのようにビジネスを進めているかチェックする、ブログを開設してPRする、活用できる助成金や補助金の制度がないか調べる…時間やお金をかけなくてもトライできることはないかを考えて、できそうだと思えることからぜひ取り組んでみてください。

長野 由美子
本業の傍ら女性起業家支援団体に所属し、起業予定から起業後5年前後までの女性起業家の各種支援を行っている。女性起業家対象の交流会・研修会の企画運営、専門機関と連携しての経営全般や法人化・税務・労務・広告戦略などの各種相談受付、行政機関と連携しての起業関連イベントの企画運営などを担当。