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キレイでユニークな女子ビジネス

起業しやすい業種を教えてください


起業前の質問

手元にまとまった資金が無い状態で起業するとしたら、どんな事業がありますか?「起業しやすい業種」というのはあるのでしょうか。
 

回答

「同じ起業するなら起業のハードルが低いことをやりたい」というのは起業を考える人の正直な意見ですね。自己資金が少ないかほとんどない、人脈や経験が少ないといった条件で起業する場合は、立ち上げやすい事業が何かというのは気になるでしょう。

起業しやすい業種とは

起業しやすさのポイントは2つあります。1つは初期投資が少ない業種であること、もう1つは在庫を持たない業種であること。前者の代表的な例としてはインターネットビジネスです。

たとえばネットショップを立ち上げる場合、ドメインの取得やサイト構築に初期投資はかかりますが、工夫次第では少額に抑えられますから実店舗を持つよりもかなりコストが削減できます。

webshop起業当初は一人でも十分対応できるので人件費がかかりません。また飲食業も、小規模な店舗で始めたりケータリングなどの方法で起業すれば初期投資を低く抑えることが可能です。

マッサージや整体などの業種も、設備投資がほとんど不要な上に出張方式にしたり自宅の一部を開放したりすれば固定費が削減できますね。後者に当てはまるのは物販ではなく情報や知識を売る業種です。

たとえば講師業やコンサルタントなどがそうですね。自分の知識や経験そのものを商品として提供するので在庫を抱えることはありません。

起業しやすさばかりに注目すると…

ただし起業を考えた際に起業しやすさばかりに注目してしまうと大きな落とし穴にはまる危険性があります。なぜかと言うと「起業しやすい=成功しやすい」ではないからです。

起業するからにはその事業で食べていかなければいけないのですから、売上げが伸びなければ意味がありません。つまりどれだけ本気でその事業に携わり続けていくことができるかが重要なのです。

単に「起業家になりたい!」というのであれば手続きは簡単。税務署に開業届けを提出し「こんなビジネス始めました」と宣言するだけでその瞬間からあなたは起業家です。

しかし起業した後、売上げが上がるようにいろんな努力を続けなければ事業は成り立っていきません。起業して何をするのか? どう顧客にアピールすれば受け入れてもらえるのか? などについて、起業し代表となったあなたは常に考えるべき立場になります。

起業後3年で事業をたたむ企業が半数以上と言われることからも分かるように「この業種なら、この方法なら大丈夫!」というものは実は存在しないと考えたほうがいいでしょう。

いわゆる儲かるという要素ももちろん事業を進めていく上では重要なポイントの一つですが、売上げが上がりあなたの収入が増えていくまでにはあなたの提供する商品やサービスが市場に周知されることが必要で、そのための時間と努力とアイデアが不可欠です。

情熱をもって売上げを上げるための継続的な努力ができる事業かどうかを判断基準にするといいでしょう。

トレンドを見てオンリーワンをめざそう

「では私はインターネットビジネスをしよう」と決めたとして、売上げを上げていくために起業前から取り組んでほしいのが、市場のトレンドをチェックすることです。

世の中の流れは今どうなっているのかを把握し、人々が望んでいる商品やサービスは何かをこまめにチェックしながら自分が起業する業種でそれらのニーズにどうやったら答えられるかを考えるのです。
onlyoneたとえばパソコン教室を開こうとした場合、自分で設備投資をするのではなく公的な機関のPCルームを借りるなど初期投資を抑える工夫をすると同時に、ママ向けの託児つきクラスを設定して「パソコンスキルをブラッシュアップさせたいが子どもを預けてパソコン教室に行くのは抵抗を感じる」というママのニーズを掘り起こすという形ですね。

業種としてはありふれていても少し視点を変えたり複数の分野を組み合わせることで新しいアイデアが生まれ、独自性を作り出すことは可能なのです。市場のニーズを広角的に拾い出して「起業しやすさ+新しいニーズの掘り起こし」を意識していくといいでしょう。
長野 由美子
本業の傍ら女性起業家支援団体に所属し、起業予定から起業後5年前後までの女性起業家の各種支援を行っている。女性起業家対象の交流会・研修会の企画運営、専門機関と連携しての経営全般や法人化・税務・労務・広告戦略などの各種相談受付、行政機関と連携しての起業関連イベントの企画運営などを担当。