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キレイでユニークな女子ビジネス

露)「逃亡する花嫁」をプロデュースした広告代理店の女社長


工業都市で広告代理店を起業


ロシア西部の工業都市ベルゴルド州スタールイ・オスコル市。エレーナ アセトローヴァ(Elena Osetrova)さんは、この街で広告代理店「ストレコザー(日本語でトンボ)」を起業した女性社長です。「私は社長というよりは職人かな」と、自らを“プレイングマナージャーならぬプレイングディレクター”と称する彼女は、必要とあらば自ら資材をバンに積み込み街中を駆け回ることも厭わない女性実業家です。

ストレコザーでは、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、ビルボードの他に、最近では日本でも御馴染みのバスや電車の車両へのラッピング広告に至るまで幅広い広告媒体を取り扱っています。一般的な広告媒体の他にも、ストレコザーでは、企業そのもののプロモーションを行うコーポレート・イメージのコンサルティング事業やテーマを持ったイベントの企画も引き受けています。

広告が、私達の日常の購買活動に強い影響力を及ぼしていることは周知の事実です。広告戦略が、商品の売れ行きを左右すると言っても過言ではありません。

「第一印象を2度与えることは出来ない」

エレーナさんは、顧客から仕事の依頼を受けた時にその責任の重さをずっしりと感じるそうです。特に神経を使うのが、コーポレート・イメージに関する業務を請け負った時だそうです。

「第一印象を2度与えることはできません。企業イメージの創造は、社運をかけた真剣勝負そのものです」と語るエレーナさん。エレーナさんにとって、これまで生み出した数々の広告は、自分の子供に等しい存在です。

ストレコザーを立ち上げる前のエレーナさんは地元のラジオ局「パルナス」の局員でした。エレーナさんは、ラジオ局での仕事を通して自分と自分が本当にやりたいこと

-人々の輪の中で働くことに喜びを感じる自分-
-人と違う新しい何かに挑戦したい自分-
-いつも舞台に立っていたい自分-

を発見したそうです。

2003年、両親から資金援助を受けたエレーナさんは、スタールイ・オスコル市に広告代理店ストレコザーを起業しました。全く手探りの状態で起業したエレーナさんのストレコザーの広告代理店としての地位を不動のものにしたものは、大手雑誌社(コスモポリタン)から受注した「逃亡する花嫁」のイベントを成功させた実績でした。

BY Екатерина Дудакова



ロシアの主要都市で開催されたユニークなイベント、“逃亡する花嫁”。そのスタールイ・オスコル市での企画・実行をエレーナさんのストレコザーは一手に引き受けたのです。

このユニークなイベントは、既婚女性が、主婦業、母親業、ビジネスレディである自分を脱ぎ捨てて、花嫁衣裳に身を包み街に繰り出して思い思いに一日を過ごすというユニークなものです。

毎年初夏に行われているこのイベントでは、ウェディングドレスに身を包んだ女性の一団が、街を爆走する様子が話題を呼んでいます。

このイベントの企画は、初めから終わりまでエレーナさん一人で考えたもので、このイベントの成功によって、エレーナさん自身も、広告業界でこの先やっていけるという自信がついたそうです。

スタールイ・オスコル市で、広告代理店の起業を成功させたエレーナさんの夢は広告代理店を起業することでした。そしてそれは既に叶っています。業績も順調なストレコザーは、彼女の夢の結晶であり、人生の一部なのだそうです。彼女は言います。他の都市での事業展開については、

「今やっと、この街で広告代理店と言えばストレコザー、ストレコザーと言えばエレーナ アセトローヴァと言われるまでになりました。顧客との信頼関係とは、一昼一夜で築き上げることができるものではありません。ここで、私を信頼してビジネスを任せてくれる顧客を大切にしていきたいのです」

と、明確に答えています。その言葉にぶれはありません。