Pages Navigation Menu

キレイでユニークな女子ビジネス

「ほっとしてもらえるものづくりを」KAKURA:石原ゆかりさん


大阪で生まれた紙・土・革ブランド『KAKURA』

・・
大阪府では、優れた技術と創造力が感じられる府内の中小企業の製品を「大阪製ブランド」として認定する、大阪製ブランド認証制度を平成24年からスタートしています。その大阪製ブランドの平成25年度認定企業に『KAKURA』という紙、土、革製品を製作、販売する会社が選ばれました。

今回はKAKURA代表の石原ゆかりさんに、「ものづくり職人のビジネス目線」について伺いました。

kakura5
石原ゆかり 株式会社KAKURA代表
企画・デザイン会社にてグラフィックデザイナーとして活躍後、1998年『KAKURA』を設立(名前の由来はアメリカ先住民族「KAKURA族」)。“愛着が湧き、永く使いたくなるもの” “和が感じられるもの”を心掛け、厳選した素材を使い、時間を惜しない手仕事での紙・土・革製品づくりに取り組んでいる。A5システム手帳とレザーリフィルが大阪府の2014年「大阪製ブランド」に認定される。
・・
・・
ー グラフィックデザインからプロダクトデザインに転向された理由は?

必要にかられて、です。もともとデスクワークをする時のものとして、カレンダーでも、もう少し「気配」を感じられるものが欲しいと思ったんです。プラスチックケースに入った卓上カレンダーしか無かった時代でしたから。パソコンや機械ものに囲まれている時にほっとするものとして、竹や陶器のパーツを使ったカレンダー、ノート等を作りました。

最初は作ってもらえるところを探したのですが、どういうものかを理解してもらうことが難しく、気持ちも伝わりませんでした。義母に相談したら、一緒に作ろうか、と言ってくれて。家族は皆手先が器用なので、義理の妹にも手伝ってもらっていました。

ー シンプルで機能的なデザインですが、コンセプトは?

素材にはかなりこだわっています。デザインに関しては、世の中のさまざまな製品が、装飾のためのデザインが多く、とにかくプラスアルファしていく。それが邪魔だと感じています。

私は「装飾」ではなく、「機能」につながるようにデザインしています。また、ライフスタイルそのものに関わることとして、市販の長財布の多くのように、「カードが沢山入る方が便利」という発想とは逆の、「必要最小限のカードで軽くコンパクトに」といったことをデザインで提案しています。

kakura44

ー カフェをしていたことがあるそうですね。

はい、工房の中で、作業机の周りをカフェテーブルにしていました。カフェがしたかったわけではなくて、ゆっくりお茶を飲みながら、モノづくりを体感してもらいたかったんです。でもカフェはカフェだけ楽しむお客さんが多いし、工房の気配を感じてもらうはずが、結果的にお客さんの気配に染まる感じになってしまいました。お客さんの醸し出す雰囲気の中で、?と思いながらものを作ることになってしまって。

ー ジャンルが違い過ぎると結びつきにくいのかも知れませんね。

カフェを複数で楽しむ=おしゃべりがしたい、という図式は当然だったのかもしれません。スペース的にちょっと無理があったんですね。