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キレイでユニークな女子ビジネス

「ほっとしてもらえるものづくりを」KAKURA:石原ゆかりさん



ー 他に難しいと感じたことは何ですか?

本来デザイナーなので、考えたものをどこかに作ってもらうのが仕事かもしれませんが、私が目指しているクオリティやデザインの細かな部分のつくりこみの作り手を見つけるのが大変難しいです。独自の作り方を一から考えているのでそれを外部のところにといっても、この製造工程ができるところはなかなかありません。

スタッフには「技術」を教えていますが、種類も凄く多いので、このお店の内容を理解するのも時間がかかりますし、製作のクオリティを上げるのも時間かかるので簡単ではありません。スタッフ募集をした際に、やってみたいんですけど、という方が沢山来られましたが、それほど簡単ではありません。革は一発勝負です。
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めんどくささが愛着に

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ー 贈り物として購入される方はいらっしゃいますか?

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多いです。自分で使って気に入ったからと、贈り物として買う人も多いですし、最初からプレゼント用に買う人もいます。カップルで一緒に持つ方もいらっしゃいます。

手帳が一番人気があります。最近は携帯・スマホ・パソコン等でやりとりすることが多いですが、書くことの大切さ、気持ちよさに目が向いて、「記録する」ということが見直されてきている感じがします。我慢したかいがありました(笑)。還暦祝いに「この赤なら」と買う方もいらっしゃいますし、ご両親やご主人へのプレゼントとしても売れています。

ー手帳は大阪府の「大阪製ブランド」にも認定されていますね?

ほとんどの業者は大阪府の「大阪製ブランド」をまだ知らないと思いますが、「推薦するから応募しないか?」と私に声をかけてくださる方がいたので応募しました。大阪製ブランドに認定されてから、テレビ等の取材の依頼が来るようになりました。

ー 手帳は、紐の部分が凄くお洒落ですね。

もともと紙製品からスタートして、日本のライフスタイルに馴染むようなテイストのものを作っていたのですが、革を使ってほしいと革屋さんに依頼されたのがきっかけです。

革で日本のイメージというのは難しいなと思ったのですが、よく調べると、昔から懐中にいれて使う革のもの等、副産物として出る革の用途があったんです。

その使い方を知り、紐巻きのデザインが生まれました。紐の部分が面倒等、賛否両論ありますけどね。

“いいものでもちょっと面倒。でもそのめんどくささが愛着”

そう感じていただけるお客さんが多いです。面倒だと思う部分と心の楽しさの中間の部分をどこに持っていくかを意識しながらデザインします。なので、ひとつのプロダクトを完成させるのにかなりの時間が掛かります。新製品が認知されてそれなりに売れはじめるのに最低1年、流行に関係なく、つくったものが永く使えるようにと開発していたら、定番がどんどん増えていきました。

kakura88