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キレイでユニークな女子ビジネス

起業の準備期間はどれ位?


質問

起業の準備期間はどれくらいかかるのでしょうか?
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回答

必要な準備期間は「何をどれだけ準備するか」で異なる

起業の準備期間がどれくらいかかるのか…なかなか難しい質問ですね。というのは準備期間のスタートをどこに設定するかで大きく変わってくるからです。

どんな事業を立ち上げるのか、その事業に関連する経験があるのかないのか、物販なのかサービスなのかなど最低限必要な準備期間はこうした項目によって千差万別ですし、何より「何をどれだけ準備するのか」によっても異なります。

つまり一律に決められるものではないということをまずお伝えしたいですね。起業準備としてやっておかなければいけないことを挙げていきますので、その一つ一つについてあなたがどれくらいの時間で完了できるのかを計算してあなたの場合の必要準備期間を決める方法がお勧めです。

起業に必要な準備って?

起業して顧客に提供しようと考えているのが物販なのかサービスなのかによって準備する内容が大別できます。今回は物販の場合で考えてみましょう。

起業して物販を行う場合、実店舗にしろネットショップにしろ店舗を持って販売活動をするというのが前提ですね。そうすると起業を決めてからまず行うべきなのは「何をどのように販売するか」です。

どんな商品をどれくらいの品数でどんな価格帯で販売するのか、これはあなたの事業理念に直結する部分ですからよくよく吟味しなければいけません。

もしオリジナル商品を開発するのでしたら開発にかかる諸作業が必要ですね。次にそれらの商品をどういう形で販売するかを決めます。

実店舗を開くとしたらどれくらいの坪数が必要で家賃はいくらまで可能か、立地はどのあたりにするのか、ネットショップならどういったシステムを利用するのか、どのようなホームページを作成するのかといった数多くの項目について細かく分析し決定していくことが必要です。

販売する商品や販売方法については市場調査の結果を見て市場ニーズを確認しながら進めていかなければいけませんので、市場調査の方法についても決めていくことになります。また実際に店舗をオープンさせた時にスタッフとして何人必要かということも検討する必要があります。

ネットショップの場合は1人でスタートするケースが多いですが、実店舗の場合は対面接客という業務があるだけに最低でも2人が必要ですから、家族や友人との共同経営でない限りスタッフの確保という準備も加わります。

さらに名刺やチラシといった集客用ツールの作成、許認可がいる業種であればその申請と取得、内外装工事、什器などの購入、商品の陳列等々数多くの準備を進めていくことになります。

通常物販で実店舗を構える場合は1年前後の準備期間が一般的だと言われていますが、上記のような項目それぞれにどれくらいの時間を費やすかで準備期間の長さは大きく変動するということがご理解いただけるのではないでしょうか。

軌道修正は柔軟に、ただし軸はぶれさせない

kigyo起業に関する計画を立てて実際に準備に入っても、このように検討し決定していくべき項目が多いので、変更が発生する可能性はいつでもあります。

準備期間を計画する際は余裕を持って決めておくといいでしょう。特に事業を軌道に乗せ売上げをあげていくためには顧客ニーズの把握が欠かせません。市場調査の時間はしっかり取ることが大切です。

そして市場調査の結果によって事業内容や商品・サービスがニーズに合致していないと判断したら、その都度スピーディーに軌道修正しましょう。

商品が完成した後、店舗の契約を交わした後ではできない修正もあります。準備期間だからこそ軌道修正ができると考えて柔軟に対応しましょう。

ただし市場ニーズを重視するあまり起業を考えた当初にあったはずのあなたの理念まで変えたのでは、起業する意味が大きく薄れてしまいます。

自分にとって起業する意味は何か、起業してどう活動していきたいのか、そういった理念の軸をぶれさせず、明確に持った上で起業準備を進めていくことが大切です。
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長野 由美子
本業の傍ら女性起業家支援団体に所属し、起業予定から起業後5年前後までの女性起業家の各種支援を行っている。女性起業家対象の交流会・研修会の企画運営、専門機関と連携しての経営全般や法人化・税務・労務・広告戦略などの各種相談受付、行政機関と連携しての起業関連イベントの企画運営などを担当。