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キレイでユニークな女子ビジネス

露)ママ友ネットワークの有効活用でベビー用品レンタルショップを開業


ママ友ネットワークを有効活用して起業


ロシアの古都、サンクトペテルブルグの街角。子供達の歓声が絶え間なく聞こえてくる公園の向かい側に、オリガ・ラードゥシキナさんのお店、“Ladushiki”があります。

オリガさんが、ベビー用品のレンタルショップ“Ladusiki”を開店したのは、2009年の夏のことでした。オープンしてから現在まで、“Ladushiki”は、ペテルブルグのママさん達の根強い人気に支持され業績を伸ばし続けています。

夫と二人の子供を持つワーキングママのオリガさんの起業成功の鍵は、“ママ友ネットワークの有効活用”にあるようです。今回は、オリガさんの “ママ友ネットワーク”を駆使した起業成功の秘密に迫ってみたいと思います。

“ベビー用品のレンタルで起業”というアイデアを、オリガさんはかなり以前から温めていたそうですが、本格的に事業の立ち上げを決心したのは、産院で知り合った“ママ友”との出会いでした。彼女とすっかり意気投合したオリガさんは、この“ママ友”をパートナーに本格的に起業の準備に取り掛かりました。

物件探しの材料


店舗を持つとなると、出店の場所が重要な要素となります。オリガさんは、マーケティングに“ママ友ネットワーク”を利用しました。ママ友情報で候補にあがった場所が、現在1号店をオープンさせた場所です。

baby

この物件の周囲には、学校、幼稚園、小児科、児童公園など子供の為の施設が集中していて、立地条件としては最高のロケーションです。また、実際に現地に行って調査をした結果、潜在的な顧客となる子供や母親の通行量も十分にあることが確認できました。

しかし、オリガさんは立地と潜在的顧客数が見込めるということだけでは、この場所への出店を決心することができませんでした。資金的な問題からも、失敗すれば次のチャンスはありません。

“この場所に店を構えることを決断する確実な情報が欲しい”

その時の決断の材料になった情報も、“ママ友”から寄せられた情報でした。この物件がある地区には“子供用品の委託販売店”があったのです。“子供用品の委託販売の需要があるなら、レンタルの需要も必ずある”そう確信したオリガさんは、出店を決意しました。

オリガさんの思惑通り、“Ladushiki”は開店してからわずか2か月足らずでスタッフを増員しないとお客さんへの対応が追い付かない状態にまでになったのです。

ベビーモニターが便利

どんなに仕事が忙しくても“家族が一番”というスタンスを変えないオリガさん。ここに、オリガさんが仕事と家庭を上手く両立させているコツがあるようです。

オリガさんは、週休を3日とするワーキングスタイルを起業当初から取っており、この3日間は親子水入らずで過ごすと決めています。仕事と家庭を両立させるためには家族の理解が不可欠です。“ママにとって家族は一番大切な存在”と、理解して貰う為にもこの鉄則をオリガさんが今まで崩したことはありません。“頑張っているママ”と認めて貰うことで、家族ばかりでなく親戚からも理解と協力を得ています。

笑顔が素敵なオルガさん

女性同士の経営はメリットとデメリットが背中合わせ


共同経営者との関係にも起業成功の秘密があります。“女性同士の共同経営は、メリットとデメリットが背中合わせ”と、オリガさん。“女性同士の共同経営のリスクは、ママ友の人間関係を見ても明らかです。私達は、リスクを避けるために完全に業務を分業して、お互いの仕事の領域には一切干渉しないようにしています。

私は、渉外、仕入れ、人事、店舗のレイアウトなどを担当し、彼女は事務と会計に係る全ての業務を担当しています。男性の縦系統のビジネススタイルよりも、横の関係のビジネススタイルの方が、女性はストレスなく仕事をすることができるのです”というのが、オリガさんの持論です。実際この分業スタイルを起業当時から続けていて、共同経営者と一度も衝突したことがないのだとか。ママ友から得る情報は、彼女の起業のあらゆる場面で有効に活用されているようです。

オリガさんのモットーは、決して背伸びをしないことです。“確かに、無理をすればもっとビジネスを拡大できるかもしれません。でも、仕事で疲れて家でぐったりしているだけの母親や妻を見ても家族は幸せではないと思うの”と、オリガさん。家族を大切にしながら、自分のビジネスにも手を抜かない力のバランス加減。その絶妙なバランス感覚もまた、オリガさんの仕事と家庭を上手く両立させる秘訣なのでしょう。

最後に、家庭では優しい妻であり母であるオリガさんから、起業を考えているママさん達への起業家としてのちょっと辛口のメッセージです。

“夢を実現するということは、頭の中で描いているほど甘いものではありません。また、起業を決意したら「絶対に弱音を吐かないで最後までやり抜く」覚悟が必要です。良い結果を出したかったら、決して後ろは振り向かずに目標にまっしぐらに突き進むこと。結果は後から必ずついてきます”。

Ladushiki
Спб., ул. Зои Космодемьянской д.26, оф.31.
Спб., ул. Зои Космодемьянской д.26, оф.31


参考:
Ольга Ладушкина. История открытия магазина “Ладушки” в Санкт – Петербурге

TEXT: Sonya