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キレイでユニークな女子ビジネス

三重県)平均年齢80歳!孫が食べる野菜を売るながき村おこしグループ


最高齢は90歳

少子高齢化が進み老いていく印象が強い日本ですが、三重名張市南部の村、奈垣に地元産の野菜を販売する平均年齢80歳の女性グループがいます。

散歩中の人に「新鮮な野菜を分けてもらいたい」と言われたことと、高齢化で荒廃が進む田畑をなんとかしたいという思いから、「ながき村おこしグループ」を農家の主婦達で平成17年10月に結成しました。一番元気な最高齢90歳の女性を筆頭に、70代、80代の女性で構成されています(2013年4月時点)。

sekihanメンバー一覧

主な活動は、2週間に1回、隣接するつつじが丘で開催している朝市です。

無農薬・低農薬にこだわり手間暇かけた新鮮な野菜の他、赤飯やお餅、たくあん、梅干などの加工品を作って販売しています。

グループの合い言葉は「孫に食べさせる野菜づくり」

「孫が食べる野菜」として、虫がつかないようにネットを使用したり、手で害虫を取り除く等、農薬を極力使わずに野菜を育てています。お赤飯やお餅は出来たてを販売し、出来る限り奈垣の素材を使用。調味料も天然のものを使っています。

gobo野菜の値段は1袋100円~200円。開店前から雨天でも主婦たちが大勢並んで待つほどの盛況ぶりです(売り切れ次第終了)。

売れた野菜を袋に入れたり、お金の計算をしたりと、販売も自分たちでこなします。

朝市のお客さんとの交流も楽しみの一つですが、「(彼女達に)元気をもらいに来る」と地元の女性は言います。

加工品はとりたて名張交流館や、なばりシルバーふれあい市でも販売していますが、特にお勧めなのは「きりこ」と「かき餅」です。

きりこの試作

工場を見学し、地元野菜を使ったもち米の焼き菓子を何度も試作を重ねて商品化しました。 子どもの頃、おばあちゃん達の最高級のおやつだったかき餅。その懐かしい味を再現しようとゆっくり時間をかけて作っています。

餅米に、ヨモギ、ユズ、ショウガ、梅ジソ、ニンジンを混ぜ込んで、餅をつき、薄く切って乾燥させ、一枚一枚丁寧に手焼きします。添加物は一切なし。ラベルも手作りです。

生きがいとしての仕事

質の良い野菜づくりのための研修会の他、地域の行事や小学校との交流等のイベント、 視察の受け入れ等の活動も行っています。

(イベント一例)
国津小学校創立135周年記念式典・赤飯調製
中国残留邦人交流会受け入れ。郷土料理でおもてなし

メンバーが一緒に働くことで、普段の生活でも家族のような間柄です。 そして、お金儲けではなく、喜んでもらえることと自分たちの元気づくりを一番の目標に活動しています。

「みんなで寄っておしゃべりしながらお仕事するのが、健康につながっています」
「野菜も漬物も喜んでもらえるから続けられる。生きがいです」
「グループに入ってから元気になりました」

朝市の後は、奈垣の集会所で全員で昼食会をします。皆で過ごす時間が最大の楽しみで、一緒に旅行に出かける等、朝市以外でも集まるほど仲良しですが、「自分たちだけの空間をつくりたい」と、皆で息抜きをするスペースを整えつつあります。そこはメンバーの実家で、築150年を超える古民家。

「身体が不自由になってもそこで足を伸ばして皆で今までのことを話せる場をつくっていきたい。」

環境に応じた仕事のスタイルがあり、また、仕事を始めるのに遅すぎることは無いようです。

TEXT: 中田めぐみ

(参考)
ながき村おこしグループHP
あっちこっち活動記 『ながき村おこしグループ』 nava web
15地域 まちづくり仕掛け人Vol.9 名張市
関西テレビ『にじいろジーン』2013年9月28日放送