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キレイでユニークな女子ビジネス

ウズベキスタン)事業に満足感を!ウェディングサロンPer Amore


満足感を求めてウェディング業界へ

ラノ・アディロヴァ(Rano ADYLOVA)さんは、ウズベキスタンの首都タシケントにあるウェディングサロン “Per Amore”のオーナーです。

「ウェディングドレスの販売とレンタル」をメインとしたラノさんのウェディングサロンは、今年で3年目を迎えます。

「起業をしようと決めた時、利益以外にも満足感が得られる事業をしてみたかった」という思いが、ウェディング産業に全く縁のなかったラノさんがこの業界に足を踏み入れるきっかけになったとか。

そんなラノさんの夢は、ウズベキスタン全土にビジネスを展開し、ウズベキスタン中の花嫁が、彼女のサロンのドレスを着て結婚式を挙げることだそうです。

「甘党だったから、起業をするならチョコレートショップにしようかと最初は思ったのだけど」そう語るラノさんが、自分にとって利益だけでなくて満足感が得られるビジネスは何かと考えた結果、最終的に残ったものが“ウェディングサロン”の経営でした。

実はラノさん、ウェディング業界での経験は全くありません。しかし、彼女には、この業界でやっていけると確信できた別の経験がありました。そう、彼女自身が結婚式で“花嫁”を経験していたことです。

ラノさんインタビュー記事

起業に至るまで

“何を起業するか”を決めたラノさんは、早速マーケティングを実施しました。ラノさんは、将来のライバル店をリサーチし、価格帯や業界の傾向について調査しました。そして、取り扱うウェディングドレスのブランドを決定しました。

image2ブランドの選択には、ブランドの知名度だけではなく、価格帯も考慮に入れました。いくら知名度が高く人気のあるブランドであっても、ウズベキスタンの消費者が購入できる価格でなければそれは“憧れのドレス”となってショーウィンドーで飾られるだけになってしまうからです。

ラノさんは、人生の晴れ舞台にウズベキスタンの花嫁が、ちょっと背伸びをすれば手が届く価格帯のウェディングドレスのブランドを自分のサロンで取り扱うことに決めました。

ラノさんは、開業に必要な基本的な情報を収集し分析すると、ビジネスパートナーを決定しました。その後、ターゲットとしたドレスブランドと契約を結ぶために、メーカーの本社のあるスペインに出かけて契約を取り付けました。

サロンを開く物件は、立地条件を含めて念入りに探しました。サロンの名前は、イタリア語で“愛の為に”を意味する““Per Amore”としました。驚くべきことは、ラノさんが、サロンのオープンを決めてから店をオープンさせるまでに費やした時間が、わずか2か月間だったことです。

Per Amoreサイト

ビジネスで大事なこと

ビジネスで一番大切な要素は“顧客”です。ビジネスを始めた人は誰でも“初めてのお客様”のことは良く記憶しているものです。

ラノさんも例外ではありません。ラノさんは、最初のお客さんとドレス選びに4時間もかかったことを今でもよく覚えています。

ラノさんは、「顧客の好みをよく知ることが、このビジネスで大切なことだ」と話します。顧客の要望を十分に理解したうえで、サロンのカタログの中から顧客の要望にあったドレスを提案していくことが商談の成功率を高める結果となるからです。

image1ラノさんのサロンでは、ウェディングドレスのレンタルも行っています。ウズベク女性のメンタリティとして、できることならドレスをレンタルではなくて購入したいというのが本音だそうですが、ウェディングドレスはまだまだウズベク人にとって安い買い物ではありません。

現在でも、ドレスをレンタルで済ます花嫁さんの方が多いのが実情です。ラノさんのサロンでは、ドレス購入の際の値引き、アクセサリー、電化製品のプレゼントキャンペーンなども行ってドレスの販売促進に努めています。

ラノさんは、マーケティング戦略として自社のWEBサイトの開設、結婚関連雑誌への広告の掲載、屋外広告や街頭でのチラシの配布を行っています。将来的には、コンテンツ連動型広告の導入も計画し、更に効率のよい集客活動を実施する予定です。しかし、この業界、口コミに敵うものはないとのことです。

サロン外観

ウェディング産業で大事なこと

ラノさんは、顧客との信頼関係を大切にしていますが、それゆえに顧客と交わす契約内容もお互いが不愉快な思いをしないように細かく取り決めています。

特に、ドレスをレンタルする場合には、顧客とサロンの責任をはっきりと明記した契約書を交わし、顧客がドレスを汚すなどした場合の弁済金なども予め取り決めてあやふやな点が無いようにしています。ウェディング産業では、顧客との些細なトラブルであってもビジネス事態の致命傷になりかねないのです。

ラノさんは、地域を限定することなくビジネスを展開したいと考えています。「ビジネスの成功はそのビジネスプランの完成度に比例します」と、ラノさん。

ラノさんの当面の目標は、ウェディングドレスのレンタルに加えて、パーティードレスの販売とレンタルを事業に加えることだそうです。

Per Amore

参考
Per Amoreウェディングドレス,Toylar.uz
PerAmore, Gigal

TEXT: Sonya