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キレイでユニークな女子ビジネス

「華貴婦人のピンク華麗」鳥取の文化を女性の視点でアピールする女性起業家


今流行りの化粧品のパッケージ、ですよね?


BY とっとり動画ちゃんねる

漫画に見せて、実は違う用途で使う商品。そんな映像からスタートする「華貴婦人のピンク華麗」動画。タカラヅカっぽい雰囲気を醸し出すこのパッケージの中身はピンク色のカレーです。第13回女性起業家大賞グロース部門の優秀賞受賞者、福嶋登美子社長率いる鳥取県のブリリアントアソシエイツ株式会社が販売している商品です。

この綺麗な色はボルシチの食材としても有名なビーツで出しています。ブリリアントアソシエイツでは女性向けの飲食店やビューティーサロンを手掛けており、ピンクのカレーは2012年から同社が運営する和風カフェ、大榎庵で提供しているものだとか。

クラシカルな感じが素敵な大榎庵

‐ ビーツを使ったピンクカレーはいいけど、何故漫画みたいなの?

それは鳥取県が水木しげるさんをはじめとする著名な漫画家を多く排出しているまんが王国だからです。同県で開催されている「国際まんが博」は今のところ成功しているとは言い難いようですが、地域を活性化したいというのは県民誰もが思うこと。

登美子さんは「鳥取の文化を女性の視点でアピールしたい」と、2012年から国の重要文化財である「仁風閣」を活用した観光プロデュース事業を開始しました。その際、鳥取県の西部にはゲゲゲの鬼太郎というキャラクターがあるから東部では女の子のキャラクターで行こうと、仁風閣のイメージに合った「貴婦人四姉妹」「とっとり山の手物語」を企画しました。観光用のオシャレな電動三輪自転車、「プリンセスキャリッジ」もプロデュースしています。

ドレス着用のオプションつき。電動アシスト付き3輪自転車タクシー「プリンセスキャリッジ」

登美子さんはもともとは主婦でしたが、ご主人が経営するステンレスの会社で使用している金属資材に付加価値をつけようと、オブジェ等のメタルアートを始めたことが、起業家に転身したきっかけとなったそうです。

その後、メタルアートが花器としても活用されるようになり、鳥取の物産展への出展の誘いを受けるようになるうちに、人とのつながりを通して「賀露幸」という海鮮の飲食店の経営を始めることになったとのこと。その後も古民家を改装した和風カフェ「大榎庵」をオープンする等、事業はここまで成長しています。

今後は女性をターゲットにした飲食業と観光業との相乗効果で更なる飛躍を目指しているそうです。

和風カフェスタイルギャラリー 大榎庵

鳥取県鳥取市大榎町3-3

参考
中国地域における人材育成・確保ベストプラクティス集第6号, 中国経済産業局

TEXT: 中田めぐみ