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キレイでユニークな女子ビジネス

「運転資金が足りない!」ゼロからの起業で年商1億(12)


「運転資金が足りない!」

事務所始まって依頼の大きな仕事を受注したものの、最初の難関に程なくぶつかりました。運転資金がどう考えても足りないのです。

人件費が支払えない!?

企業の商取引では、会社毎の締め支払日が決まっており、そのサイクルで支払いをしたりされたりしていますが、人材を一定期間常用雇用した場合、その対価(給料)の支払いサイクルは長くはできないものです。

取引先の企業の支払いサイクルは、大体が1~2ヶ月後、例えば月末締めの翌月末払いなどが多く、中には最大3ヵ月程かかるところもあり、仕事を受注したからといってすぐに支払ってもらえるわけではありません。

この時のクライアントの支払い条件は比較的早めだったのですが、それでも博覧会で雇用する人材の毎月の給料を支払うのには最初の1.5ヵ月分ほどを立て替えなくてはなりません。その上、博覧会の開催地が2箇所同時で場所も離れており、出張や管理する人間の滞在場所の用意にも経費がかかります。

どうしたものかと思い、お付き合いのある税理士の方や知人に相談しました。

公的融資

12銀行に融資を申し込んでも、実績が少ないので厳しいことは分かっていたので、公的機関に融資を申し込むことにしました。(利息も非常に安いので。)

公的融資では、様々なタイプの融資枠があり、申込者の条件も決められています。当時私が申し込めるタイプのものは、無担保無保証のものはなく、保証人が必要なものでした。時間もないので、家族(兄弟)に頼み込んで保証人になってもらい、書類を揃えて申し込みました。

手続きの流れとして、申込み後に面談があり、その後調査のために訪問があります。面談時の担当者は、やはり厳しいことを口にしていました。


「(申込みの理由や、自分の経歴と現在の会社の状況などの説明)・・よろしくお願いします。」

担当者
「うーん。・・・事情は分かりましたが、実績面で少し厳しいかもしれませんね~。まだ始められて一年も経っていないし・・・。」


「ですが、今回もう仕事は契約しており、この契約書の通りに売り上げがあるわけです。当初の運転資金が足りないだけなんです。取引先も信頼できるところですし、何とかお願いします。」

担当者
「できるだけご要望に沿うようには検討いたしますが・・・。全額は無理かもしれません。」

このような感じで面談は終わりました。仕事が確実に決まっていて契約書まで見せているのに、やはり厳しいことを言われるのだなあと思いました。

その後、調査があり、融資が決定しました。でも金額は、こちらの希望の半分のみでした。希望額を多めに申請していたのですが、それでも半分とは・・・何とかやっていけるかもだけど、ホントにギリギリだなあ、少し足りないかもと溜息をついていました。

仕事はあるのに、資金が足りないというハラハラする展開でしたが、他の取引先からの売り上げもありましたので、カツカツでしたが何とか乗り越えていく事ができました。資金面で余裕ができたのは、これから3ヶ月経過した頃です。

精神的には少し楽になりましたが、仕事の受注量が半端なく増え、体力の限界か?といえるところまで働くことをこの後経験することになるのです。(13話に続く

片山 響子
起業で成功(個人事業ながらも開業2年目で年商1億円以上を達成、その後実務を経験したくなり、譲渡)と失敗(収益率の悪さに嫌気がさし閉鎖)を経験する。現在は自分の自由と、将来への計画に向けて、個人事業を営んでいる。