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キレイでユニークな女子ビジネス

「イベントではじめての大失態!」ゼロからの起業で年商1億(14)


イベントで音が出ない!?

仕事量が一気に増大し、気力はともかく体力的にギリギリの状態での作業が続く中、とうとう有名企業の目立つイベントで初めての失態を晒してしまいました。未だにそのときのことははっきりと覚えています。

この時の請け負ったイベントは、その企業の節目的な大きな意味のあるイベントでした。まず、この企業は初めての受注依頼継続して依頼していただいており、私のような小規模事業者にとっては、取引先としても実績としても申し分のない大変貴重な存在でした。

その企業の、しかも重要な意味のあるイベントで大変な事が起こったのです。それは、屋外でのステージショーで、多数のゲストが出演するものでした。

いつもの通り、設営から運営・当日の進行まで行っていたのですが、メインになるゲスト歌手の出番のときに、PA(音響)のトラブルがありました。

具体的には、

司会者
「それでは、次は皆様お待ちかねの○○○さんの登場です。歌っていただくのは、(曲名)です。どうぞ~!!」

(会場:前奏が流れ始め、ゲストがにこやかに登場。歌いだそうとマイクを口に近づけたとき・・・。
「プツッ」っと突如音が止まる。)

event「・・・!?」

観客
(ザワザワ。)

司会者
「・・・!!」
(ビックリして言葉に困っている。)

(私:司会者に、もう一度紹介するように指示。)

司会者
「・・・はい、もう一度ご紹介します!(曲名)です。」

(会場:前奏が流れ始めるが、また歌い始めのときに音がプツッ。)
(私:慌てて、司会者にゲストとの会話で場を繋ぐよう指示。)

司会者
「(しどろもどろで)○○○さんは、ご出身は~~~・・・・。」



(5分ほどしてようやくPAが復活。)

原因は、PA機材の劣化によるもので、手作業で何とかその場をしのいだようです。この業者を使うのは初めてではなく、この時も事前のリハーサルでは問題なかったのですが、やはり機材などを含めて安価なところでしたのでそれなりだった訳です。

少し大きいイベントになると、知識や経験不足も露呈していました。その後、その業者にクレームを出し、続く2日後のイベントでは急いで他のPA業者を手配しました。

当初よりかなり予算オーバーになりましたが、次のイベントではこのようなことにはならず、スムーズに進行できました。

マネージャーが激怒!

このゲスト歌手についてきていたマネージャーから、「二度とおたくのイベントには出演しない!」とカンカンに怒って言われたと企業の担当者から聞きました。

私としては、とにかく平謝りするしかありません。何度も担当者にお詫びしましたが、この担当者がとても器量の大きい大らかな人だったので、

「いやあ。イベントだから突発的なこともあるでしょ。今後気をつけてくれればいいです。それにしても、あんなに怒らなくてもいいのにね~。」と言ってくれたのです。

それまでの仕事で、細かいところまで一生懸命に、しかも良心的価格でやってくれるからと気に入られていたのですが、今回のことで大ダメージだなと落胆していました。

ですが、その後の対応で大目に見てもらいそれからもなんとか受注を継続することができました。この担当者には救われました。

予算が厳しいので、できるだけ安いところを優先して業者選びをしていたのですが、それだけでは長く仕事を続けていくための信頼を築くことは難しいものであることを、この時に思い知りました。

物事の価格というのは、結局それ相応のものに納まるのが常で、他と比較して明らかに安いのにはそれなりの理由があるという道理を実感した経験です。(15話に続く

片山 響子
起業で成功(個人事業ながらも開業2年目で年商1億円以上を達成、その後実務を経験したくなり、譲渡)と失敗(収益率の悪さに嫌気がさし閉鎖)を経験する。現在は自分の自由と、将来への計画に向けて、個人事業を営んでいる。