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キレイでユニークな女子ビジネス

「営業に思い込みは禁物?」ゼロからの起業で年商1億(16)


事務所を移転し、取引先も仕事量も一段と増えつつある中、独立当初によく営業に来ていたOA機器商社のセールスマンが尋ねてきました。事務所内は相変わらず皆バタバタしており、一目で忙しいのが分かる状況です。

忘れられないセールスマンの呆気にとられた顔

セールスマン
「・・・。あの、下の階(前の事務所)に行ってみたら表札がなくなっているので、止めてしまったのかと思いました。1階のポストで見つけましたが、事務所引っ越されたんですね?びっくりしました!」


「ええ、そうなんです。スタッフも増えたので狭くなってしまって。」

セールスマン
businessman「そんなに忙しくなったんですか!?すごいなあ・・・。」


「最初の頃は暇でしたからね~。(そんなに驚かなくても・・・。)」

セールスマン
「引っ越したのなら言ってくださいよ。色々必要だったんじゃないですか?コピー機とか他のところに頼まれたんですね。」


「だって、しばらく来なかったから・・・。ホントに忙しくて時間もないので、よく来るところに頼んじゃいましたよ。」

あまりに信じられないような、何で!?と言わんばかりの顔をされたので、少し心外でしたが、それと同時に、起業して上手くいくのがそんなに不思議で珍しいことなのか?とも思いました。

結局、そのセールスマンがまた上手く商品の説明やメリットを話し出したので、ビジネスフォンの少額なリース契約はしたのですが。(もちろん事務所にとって条件的にかなりメリットがあったからです。)

反面教師?

このセールスマンは多分私のところは近くに来たついでぐらいに思っていて、営業先として範疇になかったのでしょう。最初の頃は月に2回程来ていたのですが、しばらく全く来なくなっていたと思います。

仕事量が増えだして、コピー機やFAXも高性能な新しいものに新調したのですが、その契約は定期的に訪問を受けていた他の業者としました。

その時に、このセールスマンが来ていたら、多分契約していたとは思います(この人はセールストークは上手く、商品知識なども完璧で、コストパフォーマンスも優れている)が、この人は私のことを、まず女性、それも若い、そんなに上手くいくはずはないだろう。暇そうだし。と最初の頃に判断したのでしょう(話していてそれが感じ取れましたから)。

確かに、そう思われるのも仕方ないとは思いますが、これを自分に置き換えて考えてみるとよく分かりました。

私も最初は飛び込み営業をかなりしていましたが、自分の思い込みでここはいけるだろう、上手くいくんじゃないかと期待していたところほど肩透かしが多く、全く予期せぬところから仕事の打診や依頼があったりしたものです。

売り物の性質は私のところとは違いましたが、結局、どこでどうなって仕事に結びつくのかは分からないということですね。

商売ですから波もあり、半年後一年先はどうなっているかは誰にも分かりません。自分の思い込みだけで判断せず、地道にコツコツ続けて行く、やるべきことを淡々とやっていくことの大切さを教えられた一件でした。(17話に続く

片山 響子
起業で成功(個人事業ながらも開業2年目で年商1億円以上を達成、その後実務を経験したくなり、譲渡)と失敗(収益率の悪さに嫌気がさし閉鎖)を経験する。現在は自分の自由と、将来への計画に向けて、個人事業を営んでいる。