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キレイでユニークな女子ビジネス

「発注者は強く受注者は弱い?」ゼロからの起業で年商1億(17)


「クレーム?受注者の立ち位置について」

事務所移転後、取引先も順調に増えていき、相変わらず休みなしの日々が続いている中、クライアントからちょっとしたクレームがありました。

長いクレームの電話

展示会などのイベントの場合、各企業が展示ブースの中にストックルームやスタッフの控え室なども設置している場合があります。控え室がある場合、イベントコンパニオン達もそこで休憩することになるのですが・・・。

クライアント
「勤務態度について少しご相談があるのですが。」


「はい。どうかしましたか?」

クライアント
「休憩時のことなんですがね、ちょっと笑い声や話し声が大きく、外までまる聞こえなのでなんとかなりませんか?マネージャーさんにも言っているのですが。」


「・・・そうですか。マネージャーの○○に確認して対処いたします。」

クライアント
「期間も長いので、管理もしっかりしていただかないと困りますしね。それから他にも×××で×××で×××。」(ひとりで20分以上話し続けている。)


「はい。・・・はい。わかりました。(ほとんど相槌を打っている状態。)」

この電話は、クライアントの担当者の上司からのものでした。温厚な良い方だと思いますが、周囲からは細かいことをいつもネチネチ言うと評判で、かなり心配性の人でした。

たまたま自分が現場を見に行った時に目に付いたのでしょう。私は、話はキチンと聞いていましたが、これといって大きな問題はなさそうだったので特に言い訳もせず、ひたすら相槌を打っているような状態でした。

その後、マネージャーには、今回は休憩中も来場しているお客様への配慮を忘れず過ごすよう皆に伝えるように言い、管理もしっかりするよう厳しく指示はしました。結果、特に問題は何も起こらず、肝心の来場者への応対も良くできていました。

仕事を受注している側の立場

oomono後日、私のところの現場マネージャーにその上司が、「いやあ。お宅の社長は大物だね。何を言っても動じない。」と嫌味(?)を言い、自分の部下たちにもそう言っていたそうです。ということは、クレームを言われた私が慌てふためいて現場に駆けつけるような、そんな態度を予想していたのでしょう。

私は、基本的に仕事はお互いにメリットがあることで成立するもので、発注者が強く受注者が弱い立場という考えには違和感を覚えます。もちろん、結果を出すことが前提ですが。礼儀は大事ですが必要以上に謙る必要はないと思っています。それが、相手には不可解だったのかもしれません。

結局この上司からはその後も何故か気に入られ(コストパフォーマンスに優れ、よくやってくれたとは言っていたが、多分自分の予想外の行動をする人物が新鮮だったからかも?)、別の仕事も受注することはできましたが。

近頃、モンスタークライアントという言葉があるようですが、人間がする仕事で誰がやっても全く同じなものはありえません。その価値判断ができない人が、モンスター化していくのではないでしょうか。

クライアントだからと、何でも言いなりではもはやプロの仕事とはいえないでしょう。(18話に続く

片山 響子
起業で成功(個人事業ながらも開業2年目で年商1億円以上を達成、その後実務を経験したくなり、譲渡)と失敗(収益率の悪さに嫌気がさし閉鎖)を経験する。現在は自分の自由と、将来への計画に向けて、個人事業を営んでいる。