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キレイでユニークな女子ビジネス

「会社を譲渡」ゼロからの起業で年商1億(22)


仕事の方向性を見失う?-会社を譲渡

物事は、何か目標を立ててそれに向かって突き進んでいるときが一番楽しくやりがいがあり、いざ全ての目標が実現されていくようになると、余計なことを考え出したり、一時的に目標を見失ってしまったりすることもあると思います。

私の場合、期間としては短いですが、独立する前の倍以上は働いたこともあり幸いにも希望がある程度実現してしまったので、事務所として今後の方向性と目標を明確に立てる事がなかなかできませんでした。

プレイヤーであり続けたい自分

前回でも触れましたが、このまま仕事を続けていって、その先に何があるのか?どこに向かっているのか?ということを、考える時間の余裕ができたこともあり自分の中で自問自答していました。そして、ある日パートナーとの間でこんな会話が・・・。

パートナー
「もう事務所として一通り仕事してしまいましたね。そろそろわたしも、自分の事だけに専念したいかと・・・。」


「え、そうなの?・・・実はわたしもこれからのことを考えていたの。経営に徹するにはまだ早いかな~なんて。自分自身で現場の仕事をまだしたいような気もするし。」

パートナー
「そうですよね。わたしは、もう止めてもいいかなと思いますけど、○○さん(私の事)が続けたいというのならもう少し付き合いますけど。」


「うん。ありがとう。考えてみる。」

本当にこのパートナーとは、何も言わなくても分かり合えているような以心伝心なところがあり、一緒に仕事をするには最高の相手だと今でも思い出すたびに感じています。二人とも同じことを考えていたので、その後の展開は早いものでした。

事務所を閉める決断

story22しばらく考えた末に、事務所を辞める事にしました。正確には事務所をたたみ、フリーで自身の仕事を自分の中で納得できるまでしてみようと思ったのです。

当然ですが、周囲からは「何故?」「もったいない。」の声が殆どで、ここでも迷いや少しの心残りを経験することになりました。

最初は完全に事務所をたたむつもりだったのですが、お世話になっていた税理士から

「ただ止めてしまうのでは、せっかく築いてきた取引先との関係も終わってしまい、あまりにももったいない。誰かに事業を譲渡してでも継続してもらった方がいい。」

と言われたこともあり、独立前から付き合いのあった会社経営をしている知人にも相談しました。

そして、その方へ事業を譲渡することになりました。異業種なので、その方はオーナー社長となり、スタッフも、私とパートナー以外は現状のままということで話が進みました。

私としては、事業を継承するなら、一緒にやってきたパートナーに一番に引き継いで欲しいとは思いましたが、パートナーは自分で経営するという気は最初からなく、私が辞めるのなら一緒に辞めると言っていましたので、それを覆すことはできませんでした。

この時、自分で事業を譲渡する決断をしたものの、いざ取引先への挨拶や引継ぎ等を行っていくうちに、未練が出てきたこともありました。傍から見れば、苦労して事業を軌道に乗せ、これからますます発展させていくのであろう、いくべきだと思われていたようですから。

正直なところ、金銭的なことだけを考えれば辞めるべきではありませんでした。ただ、明確な目標ややりがいが見えないまま続けることは、私にはできなかったのです。

この決断が正しかったのかどうかは、未だに分かりません。でも、後悔をしていないのは事実です。(続く)

片山 響子
起業で成功(個人事業ながらも開業2年目で年商1億円以上を達成、その後実務を経験したくなり、譲渡)と失敗(収益率の悪さに嫌気がさし閉鎖)を経験する。現在は自分の自由と、将来への計画に向けて、個人事業を営んでいる。