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キレイでユニークな女子ビジネス

「終わりにー」ゼロからの起業で年商1億(24)


自分の着地点を見つけること

これといった当てもなくただ自分の心の声に従って起業した体験を、印象に残っている場面等を回想しながら綴ってきました。

最後に、結果的に上手くいったといえる最初の起業と、再度起業し失敗した際の自分自身で大きく違ったと思われる点をまとめておきたいと思います。

本気かどうか

私の最初の起業が上手く行った理由は、後になってみれば何とでもいうことができます。景気が上向きな時だったから、女性だったから、若かったから、運が良かったから・・・またある人は、商才があったからだと言い、数え上げればキリがありません。

でも、そのどれもが真実を突いているとは思い難く、唯一つ言えることは、

「自分の意に沿ったことを、本気でしていた」

これだけだと思うのです。

これは、後に再度起業した時のことと比較しても明らかなのです。

分かりやすい例えでいうと、最初の時は、始めるのも止めるのも自分の意志のみで決定し、かなりのハードワークだったのでしんどいとか疲れるとは常々思いましたが、ただの一度も「会社に行くのがイヤだ」と感じた事がないのです。

だから周囲から「大変だね。」「大丈夫?」と言われても、「確かに忙しくてしんどいけれども、自分でやりたくてやっていることだし、何が大変?大丈夫よ。」といつも感じていました。

leafありもしない不安や恐れ、否定的な考え方等自分の足を引っ張る弱い自分に惑わされず、着地点だけを見て進んでいく。俗に言う腹をくくった状態ともいうべき、ぶれないものを持っていました。

ところが、失敗した時はいつまでも迷いが断ち切れず「一体何のためにこんなことをしているのだ?」「これでいいのか?」といつも考えがちで、仕事への情熱がそれを勝ることはありませんでした。

当然ながら、最初の時と真逆で「会社に行くのがイヤだ。気が重い。」と思うまでになったのです。これでは、上手くいくものもいかなくなってしまいますよね。

思えばこの起業、親しい人から言われてその気になり一緒に始めたのですが、最初から自分の中から湧いてきたものではなく、一時の衝動に駆られただけのものでした。

皮肉にも何も無かった最初の起業時と違い、この時はある程度の資金もコネもあるところからのスタートでした。事業としての見込みも無くはなかったのですが、自分の意に沿っていないことは続けられるものではありません。

最初の時は、自分の信念や使命感、また希望も多々ありましたが、この時は、そういう純粋な意図よりも仕事自体への疑問や不満が日を追うごとに強くなり、自分のやっていることの意味や意義を見出せず、本気になる事がどうしてもできませんでした。そして、そんな私が戦い続けていくことは不可能だと判断し、早々と撤退しました。

起業される方へ

24何が正しいのかの判断は自分にしかできません。一つだけ言えることは、今自分のしていることは、自分の本心で意図したものであるかどうかだけを考えてみてください。これが分かれば、自ずと自分の進むべき場所は見えてきます。

そして、一旦見えてきたら周囲の雑音や環境に惑わされず、着地点だけを見てその道を突き進んでいくべきです。

私が見てきた企業家にも色々なタイプの人がいますが、極論すると、上手くいく人達に共通していることは、決意が半端なく何があってもぶれない強さを持っているということです。

中途半端な決意や迷いが断ち切れない人は、やはりそれなりの結果に終わっているようです。何だ、結局は精神論か・・・と思われるかもしれませんが、人間のすることですから、自分の中身がそのまま結果として現実に表出してくることは否めないのではないでしょうか。

私自身も未だにやりたいことを模索(年齢などは積極的に無視!)したりしておりますが、自分らしくイキイキと、またぶれない強さを持った逞しい女性企業家が増え続けていくことを心から楽しみにしております。

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片山 響子
起業で成功(個人事業ながらも開業2年目で年商1億円以上を達成、その後実務を経験したくなり、譲渡)と失敗(収益率の悪さに嫌気がさし閉鎖)を経験する。現在は自分の自由と、将来への計画に向けて、個人事業を営んでいる。