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キレイでユニークな女子ビジネス

「老舗の広告代理店に救われる」ゼロからの起業で年商1億(6)


営業奮闘記その5

仕事量が見込めそうなクライアントから仕事を受注でき、かろうじて事務所をたたむことは回避できました。但し、まだまだ安泰というわけではありません。

また、仕事が増えてくると今度は適正な人材の不足に苦労するようになってきました。

窮地を救ってくれたのは、一度営業に行ったことがある老舗の広告代理店ですが、しばらくコンタクトしていなかったところです。もう事務所の存続が危ういギリギリの状態で、他にめぼしいところはなく、ダメもとで再度営業してみました。

何回か訪問した後、タイミングよく食品の販売促進キャンペーンを実施するのでその人材を任せて貰えることになったのです。

この企業は、地方都市ですが地元では大手の有名広告代理店で、官公庁はじめ各企業の販売促進のためのイベントやキャンペーンも実施することが多く、継続して仕事を受注するために、何としてでも良い結果を出さなければと思っていました。

人材不足に苦労

story6早速、人材を教育し、用意しなければならないのですが、期間が長期に渡るため、なかなか良い人材が見つからずかなり労力を要しました。

既に登録しているメンバーの中から、何名かをピックアップし、友人や知り合いにも頼み込んで人を紹介してもらい、必死になって探していました。


「この仕事、請けてくれない?」

メンバー
「・・・。期間が長いので、ちょっと・・・自信がないです。」


「企業のイメージがあるから、誰でもいいというわけにはいかないのよ。あなたじゃないとダメなの。お願い!」

メンバー
「でも・・・最後までやれる自信が・・・。無理かも・・・。」


「そんな事言わないでお願い!あなたにしかできないのよ~。」

このように頼み倒して何とか良いメンバーに仕事を請けてもらえるようにしていました。まだ仕事が軌道に乗っていなかったので、登録メンバー数も少なく、大手の事務所なら仕事量が多いので、頼み込まなくても登録メンバーは言われた仕事を請けるのが当然というのが常識でしたが、私の事務所ではそうではありませんでした。

何とか実施までに人材を確保することができましたが、この頃いつも人がいない~とハラハラしていたのを覚えています。

仕事が仕事を呼ぶ

仕事がなく困っていたのが、急にそれまでとは桁の一つ大きい金額の仕事を受注したので、それをこなすのに大変で、また、そういうときに限って、他の仕事も入ってくるものなのです。「私が何とかします!」と言っていた頼もしいパートナーが、仕事を取ってきてくれました。

嬉しい悲鳴と共に、今度は早急に登録メンバーの充実を図る必要性が出てきました。

この広告代理店の仕事は、評判がよくまずまずの結果を出し、継続して仕事を受注できるようになりました。最初の得意先企業となったわけです。

開業して半年経過後、ようやく何とか事務所を維持していける見込みが立ちました。不思議と忙しくしていると、仕事が仕事を呼ぶような状態になり、ますます忙しくなっていくものだと分かりました。そして、この流れを決して塞き止めてはいけないと実感していました。(第7話へ続く)

片山 響子
起業で成功(個人事業ながらも開業2年目で年商1億円以上を達成、その後実務を経験したくなり、譲渡)と失敗(収益率の悪さに嫌気がさし閉鎖)を経験する。現在は自分の自由と、将来への計画に向けて、個人事業を営んでいる。