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キレイでユニークな女子ビジネス

「乗っ取りの危機」ゼロからの起業で年商1億(8)


「会社を乗っ取られる?その1」

得意先企業も徐々に増えていき、売り上げも緩やかながら順調に伸びていっているときに、少し怪しげな人物が接近して来ました。

私のパートナーであるスタッフに上手く取り入って、私の会社を自分たちの手中に収めたかったのでしょう。

貿易会社の社員

輸入食品の展示会の仕事を請け負っていたときに、パートナーに現場のマネージャー業務を任せていたのですが、現場で他の企業にも営業をしたらしく、その会社の若い男性社員が仕事の依頼をしてきました。

businesssuit小さい仕事でしたが、新規のクライアントでもあり、パートナーにとっては自分が営業した企業ですから張り切っていました。仕事は無事に終わり、次の仕事の話になったようです。

ところが、どうも話しを聞いていると、その担当者がパートナー個人に興味を持っているようで、パートナーを仕事以外に食事に誘ったり、プレゼントを渡したりしていました。

ある時、その男性社員の友人と私を含め4人で食事に行くことになりました。仕事の話を色々聞かれ答えていたのですが、次の仕事の話は具体的ではありませんでした。ただ、気になったのは、小さな貿易会社の社員でありながら、私達が喜びそうな大きな仕事の話ばかりしてくることでした。

正体を現す

パートナーは最初は仕事になるならと、食事に付き合ったりしていましたが、そのうちどうもその男性の目的が違うところにあることに気付きました。

「仕事を一緒にやらないか」と言ってきたそうです。そして、私の会社の登録メンバーと共に独立すればということも言い出したそうです。それを聞いたパートナーは、当然そんな気はないし、できないと言ったようですが、相手は簡単には諦めません。

パートナーが嫌がっているのに、度々事務所に電話をかけてきて、しつこく誘い出そうとします。ある時などは、私が電話に出てはっきり迷惑だと言っても通じませんでした。


「本人が電話に出たくないと言ってますので。どういったご用件でしょうか?」

相手
「あなたがわざとそう言ってるんでしょう。本人を出してください!」


「そうではなくて、本人も迷惑だと言っているのです。用件は伝えますから仰って下さい。」

相手
「そんなことないでしょ。また連絡しますから。」

こんな感じで、しつこく電話があったのですが、パートナーが相手にしていないと、今度は仕事の依頼をしてきました。仕事なので、パートナーも仕方なく対応し、私も一抹の不安がありましたが、具体的な時期や場所を提示し発注してきたので受注することにしました。

その為の人材の確保やスケジュール調整など行ったのですが・・・。

その労力は全くの無駄に終わりました。パートナーが相手に会うのを避けていると、それから1ヶ月程してから、その仕事がなくなった、中止になったとの連絡がありました。

おそらく最初からそんな仕事はなかったのでしょう。仕事の依頼なら断れないだろうと思い、何とかしてパートナーを引き抜き、私の会社をそのまま乗っ取りたかったのでしょう。その後、相手の目的がはっきり分かる事態になりました。(第9話に続く)

片山 響子
起業で成功(個人事業ながらも開業2年目で年商1億円以上を達成、その後実務を経験したくなり、譲渡)と失敗(収益率の悪さに嫌気がさし閉鎖)を経験する。現在は自分の自由と、将来への計画に向けて、個人事業を営んでいる。