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キレイでユニークな女子ビジネス

大阪府吹田市【まちづくりシンポジウム】レポート


2月8日に大阪府吹田市で【JR吹田駅周辺まちづくりシンポジウム】が開催されました。

中小企業基盤整備機構経営診断統括室参事兼主任研究指導員兼震災復興支援部参事の長坂泰之氏による基調講演の後、【吹田のまちを変えるこの女性たちのチャレンジ】と題してパネルディスカッションが行われ、商店街で活躍する4名の女性によるビジネスの紹介がありました。

参加者の8割以上が男性なのに何故かパネリストが全員女性になってしまったという不思議なシンポジウム。

女性とボランティア

パネリストの一人、池内かおりさんは英会話スクールを運営しながら吹田ジャズ・ゴスペルライブ、商店街でお菓子を配布するハロウィンイベント、お母さんパワーアップ塾等、様々な活動で大忙しのバイタリティ溢れる女性です。

3人の子育てをする普通の主婦でしたがPTAの役員になったのをきっかけに地域支援、教育支援に関わるようになり、「外国人と交流する会」をPTAの中で設立しました。大阪大学があるので留学生も多いまちですが、子供の送り迎え中に外国人らしき人に片っ端から声をかけて人を集めたそうです。

お好み焼きや巻きずし等、日本食をふるまう交流会を開いたら大好評。色んな国の人から「浴衣はもう着たから次は着物が着たい」「お琴を弾いてみたい」「観光はいいからもっと日本を体験したい」等のリクエストを受けるようになったとのこと。

ヤフーオークションで着物を競り落としたり、着物の着方を学んだりと、この活動はボランティアではなく「自分自身をスキルアップしながらやりたいことも見えてくる活動」だと思っているそうです。

というわけでご本人は否定していますが、活動内容は限りなくボランティアに近いと感じました。しかし、こういった活動は持ち出しだけでは続かないため収益につながる事業が必要になり、英会話スクールがその役割を果たしているようでした。

地域と共に育つ女性の企業

吹田駅周辺には7つの商店街があります。商店街同士は仲が悪い地域もあるそうですが、吹田市の商店街は仲良しで、アットホームな雰囲気に包まれたシンポジウムと交流会でした。

商店街も高齢化が進み、後を継ぐ若い世代が出てほしいという悩みを抱えていますが、「やりたいことはある?」と聞いても「何もない」という若者が多いそうです。しかし、パネリストの女性たちはやりたいことが沢山あり、ポリシーを持ち、使命を持っているという点で共通していました。

池内さん同様、地域の障害者を支援している女性、日本製品の良さを伝える事業をしている女性、「辛そうに見えなくても陰で苦しんでいるお母さん達が行きやすい場所をつくりたい」とボランティア事業を興した女性等、「社会を良くしたい」という願望が仕事に結びついているようです。

売上はある程度あればいい、利益はトントンでいい、と考える女性起業家は少なくないそうです。女性は男性に守られる立場なので、社会のために何かできれば、と考える余裕が生まれやすいのかもしれません。もしくは子育てや介護を通して社会問題を意識する機会が多いのかもしれません。

商工会議所等によるバックアップ等、様々な協力者のサポートを受けながら女性の企業が地域と共に育っていく様子が感じられました。

吹田市の起業率

吹田市のまち産業活性部の中江氏によると、吹田氏は全国的に見ても起業率が非常に高いそうです。そして少しの利益だとしても、多くの女性が起業すれば経済の活性化につながるという話でした。